ハイハイの力:赤ちゃんの身体と知能の発達に必要なステップ

我が子が初めてハイハイを始める瞬間は、一生の思い出に残るものです。

この重要な成長のステップが、どのように赤ちゃんの肉体的、知能的発達に寄与するかを

詳しく解説します。

目次

  1. ハイハイの重要性
  2. 肉体的な成長への影響
  3. 知能の発達への寄与
  4. ハイハイを助けるために親ができること
  5. 安全な環境を作る
  6. 刺激を提供する
  7. 一緒にハイハイ
  8. ハイハイを見守る親の心得
  9. まとめ

【ハイハイの重要性】

寝ていた赤ちゃんがうつ伏せになり、四つ這いになりハイハイをする。

そしてつかまり立ちから歩くようになる。

赤ちゃんの発育発達の過程は、姿勢や動きを獲得するまでのエクササイズです。

寝て、泣く事ばかりの赤ちゃんは、泣く事でインナーユニットを働かせて

腹部の安定性を獲得しています。

そして、次のうつ伏せ動作になることで、脊柱を伸展させ、

手で床を踏ん張ることで肩甲帯の安定性を獲得しています。

そこから四つ這いになりハイハイ動作は、股関節、肩甲帯の機能を向上させ、

体幹を安定させながら四肢を上手に使って移動します。

真っ直ぐ立って歩くための準備を順番に行っているのです。

そこで重要なのはハイハイ。

自分の身体を支えること、四肢との連動で身体を動かす重要な部分を行っているからです。

【肉体的な成長への影響】

ハイハイを通して、赤ちゃんは体幹や腕、脚の筋肉を鍛え、加えてバランス感覚も養います。

もし、ハイハイが少ない場合は、バランスを崩して倒れそうになった時、

とっさに手が出て身体を支える動作が出来ずケガをしやすくなると言われています。

また、ハイハイをしながら興味があったものに手を伸ばして取ったり、四肢の動きや目の動きなど

赤ちゃんは、協応動作を自然に行っているのです。

これらは立つ、歩く、走るといった次のステップへと進む基盤となります。

【知能の発達への寄与】

ハイハイは赤ちゃんにとって、身の回りの世界を自分の力で探索する最初のステップです。

手足を使うので脳の発達にとても良いのですが、好奇心も満たします。

空間認識能力や問題解決能力が養われ、知能の発達に繋がります。

ハイハイで気になるものに近づいたり、触ったり、

一気に行動範囲も広がりますので赤ちゃんは多くの刺激を受け、脳や精神的な発達につながります。

【ハイハイを助けるために親ができること】

親としては、ハイハイの練習を助けるために、何をすべきでしょうか。

 【安全な環境を作る】

昔は畳のお部屋が多かったり、長い廊下があったり…ハイハイしやすい環境でした。

今は、滑りやすいフローリングだったり、

核家族化でコンパクトなお部屋の間取りも多くなりたくさんハイハイできる環境も少なくなってきました。

そのため、ハイハイが十分でないのにつかまるところがあるのでつかまり立ちが早いと言われています。

できたら、何もない空間を少しでも作ってたくさんハイハイできる環境を作ってみて下さい。

また、安全面でも床はクッション性のある場所で、家具の角やコンセントをカバーで保護するなど、

安全対策も行いましょう。

【刺激を提供する】

赤ちゃんの前におもちゃを置いてみてください。

赤ちゃんは自分でおもちゃに到達しようと努力します。

そして触って、舐めて…五感を使って確かめようとします。

 

【一緒にハイハイ】

赤ちゃんと一緒にハイハイしてみましょう。

目線も赤ちゃんと同じ位置で追いかけっこしてみましょう。

親子のスキンシップが愛情ホルモン「オキシトシン」の

分泌を促します。

オキシトシンの力でママ、パパ、赤ちゃんの絆は強くなり、

穏やかな気持ちで子育ても楽しむことができますよ。

【ハイハイを見守る親の心得】

親として大切なのは、ハイハイの進歩に焦らず、赤ちゃんのペースを尊重することです。

各赤ちゃんには個々の成長ペースがありますので、育児書通りにはいきません。

きちんと学習したら次のステップに進みますので、優しく見守りましょう。

【まとめ】

赤ちゃんのハイハイは、その後の歩みへの大切な一歩です。

我が子が安全で快適にハイハイできる環境を整えて、刺激を提供し、一緒に楽しみましょう。



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