日々の生活を良い姿勢で生活するには

良い姿勢とは?

良い姿勢と言われてどのような姿勢を想像しますか?

私は、トレーナーになる前は、スラリと伸びた姿勢で颯爽と歩く姿を想像していました。

もちろんそのような姿勢には違いはないのですが、「きちんと正しく筋肉を使って」が

ポイントになると思います。

携帯の普及やパソコンの普及により、日常の大半を背中が丸まった姿勢で過ごす事も多くなり、

そのため、立ち姿も長い時間行っている姿勢に変化してしまいます。

ここで、良い姿勢で生活するためのポイントをお伝えします。

 

目次

  1. 良い姿勢を確認

  2. 良い姿勢のメリット

  3. 良い姿勢を意識することって?

  4. 身体の仕組み

  5. 意識する姿勢から無意識の姿勢にするためには

  6. 方法①

  7. 方法②

  8. 方法➂

  9. 注意ポイント

  10. まとめ

良い姿勢を確認

前回のブログ「壁ひとつで姿勢改善!自宅で出来る簡単ストレッチ術」でもお話したように

立っている姿勢は耳ー肩峰ー大転子―外くるぶしの内側が一直線になります。

座っている場合は、座骨に座っている姿勢が良い姿勢と言われています。

良い姿勢のメリット

良い姿勢は、全身の筋肉バランスを整え、関節や脊椎への負担を減らします。

また、内臓が正しい位置にあるため代謝も上がり、呼吸や消化機能の向上につながります。

さらに、外見的な見た目の美しさに加えて、内面的にも心が落ち着くため、心理面でもプラスの要因となります。

良い姿勢を意識することって?

「良い姿勢を意識しましょう」ってよく言われますが、

本当は、意識的に姿勢はコントロールするものではないのです。

意識すると逆に背すじを伸ばそうと変な力が入ってしまいます。

これは、正しく筋肉を使っている状態ではなく、無理やり力業でコントロールしているだけなので

疲れてしまい長い時間保てません。

また、背中の筋肉を使いすぎて反り腰になってしまったり、肩を引き上げて肩こりになってしまったり

正しい姿勢をしているつもりが、身体の不調を引き起こしてしまうことにもなりかねないのです。

身体の仕組み

筋肉は表層筋と深層筋があります。

表層筋は、表面にある筋肉で動きを作る筋肉。深層筋は内臓に近い位置にあり、身体を安定させる筋肉です。

身体を安定させて正しい姿勢に保ってくれるのがインナーマッスルです。

お腹の中にある4つの筋肉。上から蓋をするように横隔膜、下を塞ぐように骨盤底筋群。

そして腹帯のように胴体に巻き付いている腹横筋と多裂筋がそれにあたります。

それら円柱になっている筋肉に圧力(腹圧)がかかることで背骨は綺麗なS字湾曲を維持することができ、

姿勢が保たれるのです。

意識する姿勢から無意識の姿勢にするためには

意識してコントロールすることを

身体が自然にその姿勢にコントロールされているという状態にする3つの方法。

方法①

身体を安定させ軸となる4つの筋肉、インナーマッスルと

腹筋と合わせて体幹(胴体)を鍛えることです。

動きを忘れてしまって(腹圧が入らないために)猫背になったりしてしまうので

ここの再学習をさせるのです。

方法②

私の経験からですが…

ちょっと小さなズボンを履いているようなイメージのお腹にしてみて下さい。

腹圧が入った状態になりますので、自然に姿勢がスッと上に伸びるのを感じると思います。

そしてその状態のまま、ウォーキングしたり、お料理したり…

忘れたら、またお腹のスイッチを入れれば良いのです。

癖のようにしていけば、いつの間にか習慣化されて無意識でも腹圧が入った状態になってきます。

私は、昔は四段腹でしたので、ちょっと小さなズボンを履いているつもりのお腹自体が

最初は、きつかったです(笑)

でも、そのお腹にすると背筋が自然に伸びて、身体の力は抜けているのにシャッキっとした感じでした。

身体は良い状態を記憶すると脳は良い方へ、楽な方へと導いていくれるので、いつの間にか癖のように

無意識でやっている自分に気が付きました。

方法➂

感覚入力です。

いろいろな身体の動きや刺激の入力によって、自分の身体の位置(GPS機能のようなもの)が

いつも最新版に更新されています。

これらをきちんと感知することで「今、どんな姿勢、動作をしているのか」と正確に認識し

それを元に動作だったり、姿勢だったりのアウトプットをしているのです。

注意ポイント

3つの方法をご紹介しましたが注意してほしいことがあります。

身体は同じ姿勢をくり返していると、筋肉はその状態のまま硬くなり、動きにくくなります。

その状態が続くと、感覚も鈍くなります。

例えば、猫背になると脳は「良い姿勢」の状態へ戻そうと修正し始めますが、

長い時間、猫背が続き「慣れ」が生じると、「良い姿勢」の情報が塗り替えられ、

自然な修正が難しくなってきます。

そのため30分から40分に1回は、違う動きをするなど身体を動かすことをオススメします。

まとめ

頭を下げて携帯を見たりや頭を前に出してパソコン仕事をする姿勢が長くなると

普段の姿勢も猫背のようになってきます。

姿勢が悪くなると身体の不調のリスクも高まりますので、同じ姿勢をくり返さず

30分から40分に1回は休憩などを入れてみましょう。

また、ちょっと小さなズボンを履いているイメージ過ごしてみて下さい。

肩の力が抜け、無駄な力を使わないで自然に背すじが伸びますよ。

いつの間にか癖になるようにやってみて下さいね。

 

 

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