「VONDS市原 レディースU-15」の選手へのセミナー開催
12月28日ですが、
市原市にあります市民クラブのVONDS市原の選手の皆様へ
スポーツができる身体の土台づくりとしてのセミナーを開催させていただきました。
対象はレディースU-15の選手の皆様です。
今回は、
自分の身体のポジションがどうなっているのか
また
正しい身体のポジションとはどういう身体なのか
を学び、
正しい身体のポジションになることでケガのリスクが少なくなり
パフォーマンスアップにつながることを理解をしてもらい、
実際に変化した身体を実感してもらいました。
そしてセルフケアでいつでもベストパフォーマンスを発揮できる身体に
準備できる自己管理能力を高めることを目的としています。
まず身体の仕組みを知ってもらいました。
一番大切なのは背骨です。
S字湾曲になっている背骨ですが湾曲は3つ(生理的湾曲は4つ)。
湾曲は安定性に関与していますが、
その湾曲は、3つの湾曲があれば10倍の負荷に耐えられる計算になっています。
でも
その湾曲がない場合、その負荷に耐えられる数値が少なくなり、
また
下肢の怪我が増えたり、むくみや足の太さにも関わってきます。
緊張が高い方は、この部分に当てはまります。
そこで背骨の柔軟性が大切になってきます。
2人組になりまず背骨の可動域をチェックします。
振り向いた時、奥の肩が見えることが必要です。
また下腿の硬さ等をチェックしておきます。
次に
背骨の可動域を獲得するために
背骨を2人組になり、ほぐしていきました。
触る場所は、背骨の上と背骨の両サイドです。
ほぐした後、可動域をチェックするとほとんどの方の可動域が上がりました。
そして触っていない下腿の硬さなどの変化にも驚きの声が上がりました。
これは脊髄にセントラルパターンジェネレーターがあり、
背骨の柔軟性が上がったことを脳からではなく、
この中枢で変化させたことになります。
なかなか背骨を触ってもらうことは難しいので
セルフで行うとすればストレッチポールが便利と思います。
また試合前に
行ってほしいエクササイズもご紹介。
身体の筋緊張が取れ、手の上げ、身体の回旋などの変化が出ました。
この後は、脚をメインにした疲労回復の手技を実践。
ふくらはぎの柔らかさ、脚の軽さなどを実感してもらいました。
足部は、
蹴るときの土台となるところ。
足指の動きのチェック、
足首の可動域のチェック、
捻挫しやすい足なのかチェックを行い、
それに合わせた手技とエクササイズを行いました。
捻挫しやすい足になっていた足がエクササイズ後に
ニュートラルポジションに変化していた時は、皆さん驚いていました。
コンディショニングとは、マイナスになっているポジションを
正しいゼロポジションに整えることです。
筋肉をほぐし、正しく動けるように筋肉の再学習(エクササイズ)行うことで
すぐ正しいポジションに整います。
ただし、すぐ元に戻りますのでこの位置に安定するために繰り返すということです。
これをセルフでできれば、ケガのリスクは減り、
関節などが正しいポジションにあり、それぞれの筋肉がしっかり動いていることで
パフォーマンスアップにつながる訳です。
最後は、
蹴り上げる1歩前の足の安定化のパフォーマンスアップにつながるエクササイズを
ご紹介しました。
選手の方でも安定は難しかったです。
これらを地道にセルフで行うことは、
伸びしろのある将来につながる選手への育成に繋がると思っています。
これからもサポートして行きたいと思います。
次回は
「動きの癖から筋肉のバランスを整える」
今から楽しみです。
#セルフケア #ケガ予防 #パフォーマンスアップ #コンディショニング