安全で効果的なセルフケア指導のコツ ~ 初心者でも安心して動ける教室づくり

セルフケアの教室では、
「無理なく、安全に、楽しく」
を最優先にすることが大切です。

 

特に初めて参加する人は、
・ケガをしないか
・ついていけるか
・身体が硬くても大丈夫か
など、いろいろ心配しています。

 

今回は、初心者から経験者まで「安心して続けられる指導」のポイントを、具体例を交えて紹介します。

 

1.「痛みゼロ」を基本にする

 

セルフケアは 痛みを我慢しながら行うものではありません
特に年齢層や体力がバラバラな教室では、負荷をかけすぎないことが重要です。

 

セリフ例

  • 「少し伸びて気持ちいいところで止めてください」

  • 「痛いと感じたらすぐ戻りましょう」

  • 「今日は身体に優しい内容でいきますね」

 

実例

学生向けの教室で、筋トレ要素が強すぎると離脱率が上がるという例も。
「気持ちよく伸びる」

「呼吸が深くなる」など、

崩れた身体をゼロポジションに戻すようなイメージで

体感の良さを優先しましょう。

 

2.年齢・体力に合わせた「2パターン」の動きを準備

 

同じ動きでも、難易度を2つ用意すると安心して参加できます。

 

例:肩周りのストレッチ

やさしいバージョン: 座ったまま肩をゆっくり回す
しっかりバージョン: 胸を広げる大きな肩甲骨エクササイズ

 

セリフ例

  • 「できる方は次の動きに進んでみましょう」

  • 「無理をせず、やさしい動きで十分ですよ」

 

できる方もいれば、痛みがありできない方もいますので

「置いていかれた感」を持たずに済むように声替えをしていくと良いです。

 

3.「呼吸」を最初に整える

 

呼吸が浅いまま体を動かすと、効果も半減してしまいます。

 

 具体的な流れ

  1. 椅子に座って背筋を伸ばす

  2. 鼻からゆっくり吸う(5秒)

  3. 口から細く長く吐く(8秒)

  4. 3回繰り返して身体と心をリセット

 

さらに胸式呼吸や腹式呼吸がきちんとできる身体にすることで

心地よくなり身体はよりリラックスへ導けます。

 

効果

  • 肩の力が抜ける

  • 姿勢が整う

  • 動きがスムーズになる

 

大学生にも社会人にも大人気のウォーミングアップです。

 

4.説明は「短くシンプルに」

 

教室では、説明が長いと参加者の集中力が切れてしまいます。
特に初参加の人には、短くてわかりやすい説明がベスト。

 

悪い例

「これは胸鎖乳突筋が…」

→ 専門用語はNG。

 

良い例

「首の前側をゆっくり伸ばすと、呼吸がしやすくなります」

 

さらに効果的なポイント

  • 実際に見せる

  • 手で誘導してあげる(触れずに動きを示すだけ)

  • 動きに「名前」をつける
     例:
     「リセット呼吸」
     「肩甲骨の羽ばたき」

 

名前がつくだけで覚えやすくなります。

 

5.まとめとクールダウンで「変化を実感」

 

教室の最後に、
「今の感覚はどうですか?」
と聞くだけで、参加者は自分の変化に気づきます。

 

種目を変える時々に確認して気づかせてあげることも大切です。

 

参加者の声(例)

  • 「肩が軽くなった!」

  • 「立った時の安定感が違う」

  • 「眠りが深くなる気がする」

 

自分の変化に気づくことが、次回参加の大きなモチベーションになります。

 

 

大学生にとってのメリット

 

  • 伝え方のスキルが身につく

  • 教室運営経験が就活で強みになる

  • 年齢・体力の違いを見ながら指導できる貴重な経験になる

 

社会人にとってのメリット

 

  • 仕事終わりや休日に安全・安定した教室を開催できる

  • 参加者との信頼関係が構築できる

  • ケガのリスクを避けられるので継続的な教室運営が可能

 

まとめ

 

  • セルフケア指導で大切なのは「安全・安心・やさしい動き」が基本

  • 痛みをゼロにする声かけが、初参加の人の不安を取り除く

  • 同じ動きを「2パターン」用意するだけで、年齢や体力の差に対応できる

  • 最初の呼吸調整は、身体の動きをスムーズにし効果も2倍に

  • 説明は短く・シンプルに・専門用語なしでOK

  • 最後に「変化の確認」を加えることで、参加者の満足度が大きく向上

  • 大学生は「伝える力・指導力」が身につき、社会人は「継続できる教室運営」が可能