外反母趾の対処法 その1
【外反母趾とは?】
外反母趾(がいはんぼし)は、足の親指(母趾)が内側に曲がり、
付け根の関節が外側に出っ張ってしまう状態をいいます。
横から見ると、親指が小指の方にぐっと曲がっていて、
付け根の骨が「コブ」のように出っ張ってしまっているのが特徴です。
多くの場合、見た目だけでなく、
- 靴に当たって痛い
- 歩くと足の裏や親指の付け根がジンジンする
- 足が疲れやすくなる
といった不快な症状が出てきます。
【なぜ外反母趾になるの?】
原因は一つではありませんが、代表的なものは以下の通りです。
足の筋力(とくに足指の筋肉)が弱っている
歩き方や立ち方にクセがある
遺伝的に足の骨格がなりやすい
- 幅の狭い靴やヒールを履き続けている
特に現代人は足の指をしっかり使わずに歩くことが多いため、
足のアーチ(縦・横のバランス)が崩れやすく、
それが外反母趾を引き起こす原因の一つになっています。
【外反母趾の危険度チェック】
ご自身の状態がどの程度なのかチェックしておこう!
親指の角度が15度未満が正常です。
15度~20度 軽度
20度~40度 中等度
40度以上 重度
【放っておくとどうなるの?】
「ちょっと曲がってるだけ」と思って放っておくと、進行する可能性があります。
悪化すると、
歩くだけで痛い
足裏や膝、腰にも負担が出る
靴選びに困る
見た目にもコンプレックスを感じる
など、日常生活の質に大きな影響が出てしまいます。
【早めのケアが大切!】
外反母趾は初期の段階であれば、
テーピング、指のエクササイズ、正しい歩き方の意識だけでも、改善・予防が期待できます。
進行を止めることも十分可能です。
指のエクササイズ
【次回】 簡易版 外反母趾テーピング
次回は、痛みを和らげたり、指のバランスをサポートするための
簡単なテーピングの方法について、わかりやすくご紹介します!