猫背の誤解
一般的に思われている猫背のイメージ
「猫背」と聞くと、何を思い浮かべますか?
大半の人が想像するのは「背中が丸くなった状態」や「肩が前に出ている状態」だと思います。
パソコンや携帯等を見る姿勢は、頭を前に突出してしまうことが多くなるため、
背中が丸くなっているように見えるのです。
肩こりを発症したり、頭痛になったりと、これらは猫背からくる不調とも言われています。
猫背の誤解
一般的なイメージは、「背中が丸くなっている」ので背中を反らせて
改善しようとしますね。
しかし、実はそれは違うのです。
猫背は、
背中が曲がっているのではなく、頭が前に突出するため頸椎と胸椎の境目のあたりだけが
過剰に丸くなっているのです。
そして
それ以外の部分は逆に本来の丸みが失われ、真っすぐになっていたり
反っていたりしています。
なので
「背中を反る」ことで改善しようとするのは誤解なのです。
猫背のリスク
猫背は、肩こりや頭痛を引き起こす要因でもありますが、
他に様々な体のバランスが崩れることにつながります。
体調の悪化につながる自律神経の不調や内臓の機能低下、さらには呼吸沈黙症や心臓疾患など、
生命に関わるリスクを含む可能性があります。
さらには、姿勢のバランスが崩れる事で見た目も老けて見えたり、
腰痛や膝痛などの原因にもなるのです。
肩にかかる負担
頭を30度傾けると肩に18kg、
45度傾ける22kg、
60度傾けると27kgの重さが加わります。
肩にかかる負担が大きい他、頸椎もストレートネックのリスクが高まってしまうのです。
猫背を改善するには
猫背は反らすのではなく、丸めることができない背中なので
背中を柔軟にするエクササイズをご紹介します。
四つ這いになり、床を両手でしっかり押して
息を吐きながら背中を丸めてみましょう。
そして
吸いながら戻します。反らしても良いです。
背中を丸めたり反らしたり、背骨を柔軟に動かしていきましょう。
まとめ
猫背はただ姿勢が悪いだけではありません。また、反らすエクササイズは誤解です。
深刻な健康問題にもつながりますので理解し対処することが重要ですね。
特にデスクワークの方、スマホの姿勢など
首を前に出していないか時々チェックしてみて下さいね。